松本夏美

地方在住者のハンデをTBCをフル活用することで乗り越え、合格へ

中小企業診断士を目指した理由

 中小企業診断士を目指した理由は、顧客に対して手厚いサポートがしたいと思ったからです。業務で農林水産業者に「販路開拓」「融資」「法人化」「商品開発」等のお手伝いをしておりますが、天候に左右される、業界特有の法令等のルールがある業界ですので、業界通の中小企業診断士の先生が限られているというのが現状です。そこで、まずは、幅広い経営に関する知識を増やし、日々の業務の中で活かしていきたいと考えました。

TBCを選んだ理由

 地方に在住していることから、県内に受験校がない、身近に受験仲間や相談相手がいないという環境で学習に取り組むことになりました。このため、一次試験合格後に学習方法に悩みました。二次試験は、正解が発表されないという性格上、多くの受験校の模範解答には、各受験校が独自の切り口の解答を発表しているのを見て、正直、何が正解なのか、どこを信じていいのか迷いました。

 また、インターネットで「二次試験の学習方法」を検索すると、多くの受験生が受験校でのグループ学習や身近で受験仲間を作って、多くの考え方に触れる機会を得ておられるという体験談が多く見受けられました。正直、「ひとりでは無理かも」という不安ばかりが募りました。

 そのような中、情報収集しようと隣県の大手書店に立ち寄った際に、「速修テキスト」を目にし、「TBC受験研究会」を知りました。講義動画が「受験校講師の受験対策のためだけの講座」ではなく、「診断士としての立場で語られる講義」であるのを見て、設問に「診断士として答える」という立ち位置をしっかりして試験に臨むためにも、ここを信じようと決意し、TBCテキスト活用と通信講座で二次学習をスタートしました。

TBC活用方法

 業務上、海外出張が多く、学習のリズムが狂いやすい状況でしたので、WIFI環境とタブレット、早修テキストのコピー、テキストから切り取った抽象化ブロックシートを常に持ち歩き、移動中、ホテル滞在中、打ち合わせの合間等の隙間時間を利用し、「TBCメソッド」と1次知識を繰り返し頭に入れることで、毎日少しずつでも学習を続ける習慣を身につけました。

 休日は、教材の事例や過去問を解き、自分なりに「TBCメソッド」で問題を分析し、その後、TBC過去問テキストや講義動画の解説を確認しました。 過去問で使った抽象化の切り口を「抽象化ブロックシート」で確認し、自分なりの補足を書き加えることで、サブノートの代わりとし、空き時間に眺めることで、知識を定着させるよう努めました。

 また、演習では、「優秀答案」で他の方の考え方に触れることができ、これが、多面的な角度から考える訓練になりました。ひとりで学習することの不安もここで解消できました。

 受験当日、設問を見た瞬間に、不思議とこれまでに解いた類似する問題やその解答に使った「抽象化」・切り口が自然に頭に浮かびました。遅ればせながらですが、私は「抽象化」という考え方の意義と重要性をこの時、本当の意味で実感しました。

診断士を目指す方へのメッセージ

 中小企業診断士の試験は試験科目が広く、学習するには大変ですが、学習を通じて、日々の業務に中で活かせることが多いと思います。私は常に問題意識を持って業務に取り組む、多面的な視点で課題解決を考える等の習慣が身に付き、大きな意識改革に繋がりました。また、多くの事例に触れたことで、その解法を通じて、業務の課題解決のヒントを得ることもできました。

 中小企業診断士試験の学習は合格という結果以外にも得るものが大きいと思います。日々、自分の中に「蓄積」が増えることを楽しみながら学習を進められることをお勧めします。