60の手習い

2018年度2次集中DVD講座 小山 眞様

中小企業診断士を目指した理由

 私が中小企業診断士の勉強を始めたのは62歳になった年でした。まさに60の手習いです。
 それまで25年間続けてきた事業を知人に譲渡したあと、同業だった数社の社長さんに声をかけていただき、にわかコンサルを始めていました。
しかし、やっていることは長年の経験から得た目先・小手先のノウハウを教える程度のことであり、とても経営コンサルタントなどと呼べる代物ではありません。数ヶ月ですぐに行き詰まりました。
 人も、資金も、環境も違うベースの中で、私の経験から身につけた感覚をいくら押しつけても通用するはずもありません。もっと客観的に、理論に基づいた説明ができなければ、とても現在の状況や今後の方針を共有することなどできないことに気づかされました。
 大半の中小・零細企業の経営者がそうであるように、私自身、経営理論をまともに学んだこともなく、日々の資金繰りと目先のお客様の対応に追われてきました。だからこそ今、経営の基礎を学び、自分の経験を加味して中小・零細企業の経営者のお役に立てるのではないかと始めたのが、中小企業診断士の勉強です。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

 一念発起、まず勉強を始めるに当たって選んだのが、ネット配信だけの講座でした。なるべく手軽にいつでもできるというのが理由です。その当時はTBCの存在を知らなかったこともあり、私の情報収集の範囲内では、一次試験対策として最も安価であったことも大きな理由です。
 1年目のその年は、一次試験突破を目標としていましたが、年のせいか(年をとると年齢をいいわけにできることがメリットです)覚えなければならない科目、法務・情報・政策の3科目を落としてしまいました。

 2年目は残り科目と二次試験突破のため、大手予備校に通いました。一次試験は自信を持って臨みましたが、二次試験は結局最後まで何をどう書けばいいのかわからないまま試験の日を迎えることになり、案の上の結果でした。

 3年目、問題は二次試験の攻略法です。方針もなく、ただ思いつくこと、知っていることを並べて、マスを埋めるだけでは決して受かることはないだろうと思っていました。しかし、「だからどうする」がわからないまま、ネット上の中小企業診断士関連サイトをあれこれ探していたときTBCに出会ったのです。

 そこには夥しい数の動画がアップされ、何気なくクリックした過去問の解説は、私にとって「目からうろこ」、「値千金」のものでした。所謂TBCメソッド、「具体」→「抽象」→「具体」の世界は、私に必要なものは何か、私は何をなすべきかをはっきりと教えてくれるものであり、これこそ合格のための攻略法だと確信したのです。

 早速説明会に参加したところ、山口先生から一次試験対応のフリービジネス、合格後のキャリアアップ対応などまさにサービス業の人材育成ビジネスモデルを伺い、さらなる感動を覚えました。「ここしかない」の気持ちで即座に入会を決めたのです。

TBC受験研究会活用法

 入会後の私の勉強法は至ってシンプルでした。今までの私の問題解法は設問要求や与件文から直接思いつく解答を書き出していたにすぎず、「抽象」つまり体系化された一次試験の知識に落とし込む作業をしてこなかったため、自分の解答が正しいのかどうかがわからなかったのです。
 そこでまず、必要な知識を覚えること、それは「抽象化ブロックシート」に必要十分にまとめられていますから、すべてレコーダーに吹き込みスマホでいつでも聞けるようにしました。後は月1回送られてくる課題を期限までに仕上げ、5年分の過去問をこなしただけです。
 ただ、設問の一つ一つについて、「抽象化ブロックシート」のどの知識を使うのかは、復習の際しっかり把握するよう努めました。よくわからない知識については、一次試験用の「速修テキスト」(企業経営理論・財務・会計・運営管理)を参考書代わりに使用しました。勿論、解説動画(過去問も)も十分利用させていただきました。

中小企業診断士を目指す方へ

 一次試験合格のためにはTBCの「速習テキスト」と動画、過去問だけで十分です。あれこれ手をつける必要はありません。二次試験も自分のなすべきことを見つけ、そこを埋められれば合格できます。
 私の場合TBCがそれを教えてくれました。60の手習いでもなんとかなるのですから、若い方には是非頑張っていただきたいと思います。
 最後になりましたが、TBCの先生方、本当にお世話になりました。ありがとうございました。益々のご発展をお祈りいたします。