勉強は自分のクライアントのために!

2017年度2次集中DVD講座 前野純一様

中小企業診断士を目指した理由

 私は埼玉県川越市というところで生まれ育ちました。近年の川越市は蔵造りの街並みで知られ、「小江戸川越」として知名度も向上し、全国から観光客が来る観光都市となりました。その集客力は2015年版中小企業白書でも取り上げられています。

 観光業や土産物を販売する小売業が売上を伸ばす一方で、川越が有名になる前から存在した銭湯、理容業といった地域住民を顧客とする中小企業者はライフスタイルの変化から顧客が減少する傾向にあります。私の幼馴染の友人はまさにそのような状況に直面しています。そういう友人を、もし自分が手助けすることができたら、そのために自分にできることは何だろう?自分が中小企業診断士となることで、それが実現できるかもしれない。そんな思いから中小企業診断士になることを思い立ちました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

 中小企業診断士になるためには、まず一次試験をクリアする必要があります。一次試験には中小企業経営・中小企業政策があります。これは中小企業白書や小規模企業白書の内容が問われます。数百ページもある白書を漫然と勉強しても頭に入らず、何かいい参考書はないだろうかと思って、探し当てたのが、早稲田出版から出ているTBC受験研究会(以下TBC)の「特訓問題集1 中小企業白書」&「特訓問題集2 中小企業施策」でした。「講義動画が何時間もタダで見られる、白書がコンパクトにまとまっており、表やグラフの問題もたくさんあり、見開きで見やすいし、これはいい!」と思い、すぐに購入して勉強しました。

 TBCのこともいろいろ調べた結果、大手予備校と比較したTBCの強みは“実務への応用力の高さ”だと思いました。受験テクニックを学ぶためだけであれば、他校でもよかったかもしれません。「私は合格証を飾っておくために受験するわけじゃない、友人をそして未来のクライアントを助けるために中小企業診断士になる」、そう考えたらTBCの選択は自然の選択でした。

TBC受験研究会活用法

 早速、速修2次テキストを購入し、2次集中DVD通信講座を申し込みました。

 速修2次テキストには抽象化ブロックシートがあります。これは事例Ⅰ~Ⅳのテーマごとに切り口を整理し、その内容がまとめてあるもので、実務での企業分析や、株を買いたい企業の業務内容をチェックするのにも使える優れものです。これが完全に覚えられれば、文句なしなのですが、私はそこまで至らず、何回も読みこなして、与件文を読みながら、「ここに書いてあることは、抽象化ブロックシートにあったな、大体こんなことが書いてあった」という連想ができるまでには、訓練しました。全部覚えられなくても、そのぐらいまでできれば、抽象化ブロックシートに与件文の内容を盛り込んで、合格点に達することができると思います。特に事例Ⅰは、与件文を抽象化する作業が絶対的なウエイトを占めます。逆に抽象化する作業ができれば、事例Ⅰは得点源です。私は多年度受験生ですが、事例Ⅰに関しては、過去3回でA判定以外を取ったことがありません。ですので、TBCメソッド(具体⇒抽象⇒具体)で与件文を分析し、抽象化ブロックシートを使いこなせれば、大丈夫です!

 TBCのDVDは、受験対策としてだけではなく、そのまま企業診断のプレゼンテーションにもなります。実はこの点がTBCのVRIOです。事例企業のSWOTは何か、事例企業の問題点は何か?課題は?どのような提案をすべきか?自分が中小企業診断士になったときに、事例企業の社長の前でどのようにふるまうべきか?実務的な観点から、その解答プロセスを習得することができます。私は2次試験の前に自分の添削答案を全て見直し、理解できていない点はDVDの該当箇所を再度みて、軌道修正を図りました。ここで“理解できていない点“とは出題者の意図を理解していないという意味です。自分の添削答案を時系列的に見直すことで、出題者からのメッセージをどこで見落としたか(与件文?or設問?)、どうすればそれを防止できたか、をトレースすることは有効だと思いました。

中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

 TBCの添削はかなり厳しいです。私もほとんどの点数は40~50点台ぐらいだったと思います。ですが、点数に一喜一憂する必要は全くありません。それよりも上記で記載したように、出題者からのメッセージの見落としを少しずつでもなくすことが大事です。なぜなら事例企業の社長の苦悩を理解しないで正しい企業診断や提案はできないからです。

 最後にDVDの変わった見方をご紹介します。晩酌される方は、DVDをテレビ代わりに見ながら晩酌すると、リラックスできて、ド真剣に聞いていて分からなかったことが、案外突然そうだったのか!と思えたりします。勉強で疲れたら、是非一度お試しを。