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反復学習で知識を定着させる

中小企業診断士を目指した理由

 私はエンジニアリング会社に勤務し、主に海外の顧客に対して、電力設備の計画・設計・調達に関する技術コンサルティング業務を行っています。診断士取得を目指したのは、知識の幅を広げて仕事の品質を向上させたい、そのためにビジネス全般について俯瞰的に勉強したい、と思い立ったからです。1年目はTBC受験研究会(TBC)のテキストと動画を活用した独学で一次まで、2年目はDVD通信講座にお世話になり、二次まで合格することが出来ました。

TBCを選んだ理由

TBCと巡り合ったのは、ネット上で一次対策動画を偶然見つけたのがきっかけでした。分かり易い実例や、講師の方の体験エピソードを織り交ぜながらの講義は大変興味深く、飽きやすい性格の自分でも独学で続けられると思いました。仕事柄、長期間の海外出張が多いのですが、ネット接続さえあればどこでも講義の視聴が可能なため、途中で投げ出さずに一次対策を継続することが出来ました。

 2年目の二次対策でTBCを選択したのは、一次からの延長で自然な流れでしたが、決め手はTBCメソッドでした。二次不合格となった1年目は、過去問を解いて某受験校の解答例と見比べることを漫然と行っていましたが、そもそも、なぜ解答例のような論点が出てくるのかが良く分かりませんでした。TBCメソッドでは、一次や白書の知識を抽象化という形で蓄えておき、与件情報とマッピングさせることで、たとえ与件に明確にヒントが記述されていなくても、解答の論点を立てていくことが可能となります。この一旦抽象化するステップを敢えて踏むことは、限られた時間内に、解答の軸を迅速に明確化していく上でむしろ効率的な方法であると思いました。

TBC活用方法

 年明けから8月までは、月次の演習問題とスクーリングを中心に進めました。

 演習問題は、自分の解答を提出したらすぐに、解説講義DVDを視聴し、足りなかったところについて、抽象化ブロックシートや一次テキストを見返すなどしてじっくりと基礎知識を確認しました。具体的には、ブロックシートに補足事項を書き込んだり、自分でパワーポイントを用いてシートを追加作成たりして、充実させるようにしました。その後しばらくすると添削指導が戻ってきますので、その添削コメントを読んでから問題をもう一度解き直します。すると、相変わらず弱い部分が残るので、再度、テキストやブロックシートの確認を繰返しました。私の場合、一次試験から1年経過しているうえ、記憶力がおぼつかない年齢ということもあって、すっかり忘れていることも多く、この一連の復習作業は、どこにいても必ず行うようにしました。

 さらに、月1回のスクーリングでは、自分と異なる意見や視点を持った受講生同士のグループディスカッションが大いに刺激になり、長丁場となる勉強のモチベーションを維持することができました。スクーリングには全回参加しました。

  8月から本試験までは総復習の期間と位置付けて、模試受験、TBC演習問題と本試過去問の解き直しを繰返し行いました。

 模試はあまり芳しくない成績が続きましたが、判定結果に一喜一憂せず復習に力を入れました。また、財務・会計の問題を毎日最低でも1問は解くよう心がけました。事例IVは、瞬発的に手がついてこないと時間内の解答に結びつかないので、毎日の運動トレーニングの感覚で行いました。その甲斐あってか、本試験では何度も解答を見直す余裕を持つことが出来ました。

 以上のように、私はTBCの教材を繰返し復習しながら、それに関連して抽象化ブロックシートを自分なりに充実させ、知識を定着させることに終始しました。他校のテキストに手を広げたり、新たな学習ノートを作ったりする余裕はありませんでした。

中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

 日々の仕事と勉強をどうやって両立させるか悩む方は多いと思います。私は一度取り組んだ問題の復習をサイクルで回すようにして習慣化することに努めました。TBCの毎月の演習問題とスクーリングは、とても効果的なリズムメーカーになります。また、勉強は実務の中でも可能だと思います。自分の属している組織や自分が携わっている業務等を一次、二次の知識に照らして見つめれば、色々な事に気付くことができ、それらもまた学習材料になります。多くのビジネスマンにとってこれほど実践的な勉強はありません。皆様もあきらめずに努力を継続し、是非合格を目指してください。