伊藤様

「困ったときのDVD!」

中小企業診断士を目指した理由

私は、静岡県で小さな金物屋の跡取りをしています。昨年で創業50年、工場用品と土木資材の卸小売業を営んできました。従業員は社長以下9名。私は5年ほど前に帰静し、専務取締役という立場で慣れない仕事に悪戦苦闘していました。折悪しくリーマンショックからの不況で業績は右肩下がり、せっかく受け継いだ暖簾も、もはや風前の灯でした。そんな折に出会ったのが、市の産業支援センターに勤める診断士の先生でした。はじめは「とにかくなんとか稼がなければ」と焦っていた自分でしたが、広い視野からアドバイスをくれる先生と、先生の持つ資格に大きな興味を持ちました。それが、僕と中小企業診断士との出会いでした。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

さっそくネットで検索してみたところ、中小企業診断士試験の難易度の高いことや、資格だけで食べていくことが難しいこと、資格自体の認知度が低いことなどネガティブな情報があふれていました。一方、実際に出題されている問題の内容や、書店で手に取ったテキストなどを見るにつけ、これこそが自分が知りたかったことだと確信しました。

よし、受験しよう。そう決めた僕の前に立ちはだかったのは、合格率4パーセントといわれる試験の難易度でした。はじめは独習でなんとか立ち向かおうとしたのですが、試験範囲の広さと問われる知識の深さにたちまち断念しました。やむを得ず、受験校を探すことにしたのですが、周りに最近診断士を受験した人などいません。ネットの情報などを頼りに、いくつかの受験校の説明会に参加しました。

そのなかでも印象に残ったのは、TBCの山口先生のエネルギッシュな説明でした。九州出張から帰ったばかりという山口先生はその疲れも見せず、診断士資格の魅力やTBCメソッドの利点などについて熱く語ってくださいました。なかでも特に印象深かったのは、TBCでは合格した後のサポート体制が万全であるという点でした。ライティング講座を手掛かりに、各雑誌への執筆などからキャリアを積み重ねて行きましょうという、着実なビジョンにひかれ、僕はTBCへの入会を決意しました。

TBC受験研究会活用法

初年度(2013年度)はストレート合格をめざし、静岡から通学講座に受講しました。多い月には毎週の上京はかなり負担になりましたが、それ以上に負担になったのはプライベートとの両立でした。私事ですが、受講を始めてしてしばらくたってから結婚を考える相手ができ、週末のたび講座に時間を取られるのは非常に負担に感じられました。通学できない事情があったことも1度や2度ではありません。

そんななかでも勉強を続けられたのは、必死でDVDとテキストにかじりつき、講座に参加できるときにはともに受験する仲間の熱意を共有できたからだと思います。1次試験の前月には入籍し、新生活をスタートさせました。だめかもしれないと思いましたが、なんとか1次試験に合格。結婚式を直前に控えた2次試験ではあえなく敗退しましたが、正直なところ思った以上の成果が出せたと思います。

2次試験を受けられるのはあと1回、ラストチャンスはTBCにかけることに決めていました。昨年度の本科ストレートコースで習ったことに肉付けすることが、間違いなく合格への近道だと思ったからです。このころから本業の金物屋の仕事が忙しくなり、通学講座へ通うことはますます難しくなりました。そんな中でも可能な限り講義には参加し、一方で過去問への取り組みを進めていきました。

なかでも苦手な財務科目では過去問の中から「捨て領域」を作り、それ以外、絶対領域(フェチじゃないですよ)での着実な得点ができるよう努力しました。模擬試験は毎晩遅く帰宅してから机に向かい、必死で答案作成をしましたが、折からの多忙もあって提出できず、非常に悔しい思いをしたことを覚えています。ある程度勉強が進んだところで基礎的な知識が足りていないことに気づき、焦ったこともありました。そんな時、僕を助けてくれたのはずらりと並んだTBCのDVDと、1次対策テキストでした。

試験直前、もう何に手を付けて良いかわからなくなったときには、鳥島先生の顔をDVDで見て、自分は先生についてもう充分勉強したぞと暗示をかけてどうにか自分を落ち着けていました。

試験当日のことはあまり覚えていませんが、とにかく書けることは全部書くことだけ考えて、余計なことは考えずに1日を終えました。終わってから静岡に帰る車の中は、不思議な充実感に包まれていました。

今思い返せば、まだまだできたと思うことや勉強不足、勿体なかったこともたくさんあります。ただ、勉強不足な点は、診断士として活躍しながらも着実に学習を進めることができるはずです。まずは受からなければはじまりません。今は実務補習を控え、夕食後には毎晩TBCのテキストを読み返しています。

中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

今後、診断士を目指される方へ。診断士試験で勉強する範囲は非常に広大ですが、クライアントである中小企業の社長さんたちが日々立ち向かっている現実もまた広大で、曖昧模糊な世界です。そこを、こうして積み重ねた知識で分析し、改善方法を提案することが求められているのだと思います。学ぶことに無駄なことなどありません。

困ったときにはDVD、これが、僕の受験必勝法です。

全企業の99.7パーセントを占めるとされる中小企業。日本の浮沈は彼らと僕らの頑張りにかかっています。未来の診断士の皆さん、共にがんばりましょう。