岩瀬:お疲れ様です。最近、私も大学の講義や企業研修が忙しくて、なかなかお会いできず、ご無沙汰しております。今回は、私自身のキャリアアップのためにも一度伺っておきたかった内容のため、ぜひよろしくお願いいたします。

山口:こちらこそよろしくお願いします。岩瀬さんも最近は4つの大学を掛け持ちして講義しているため、多忙な日々だと思います。今回の内容が岩瀬さんのキャリアアップの一助となれば幸いです。

岩瀬:率直に伺いますが、なぜ、NHKの司会者に選ばれたと思いますか?やはり、多くの企業でのコンサルティングや受験校の講師としてのキャリアが認められたからでしょうか?

山口:そうですね、私自身、電話で番組の企画をいだだき、「面接をさせてください」とディレクターの方から連絡があったときには、半信半疑でした。「クイズが何とか」と電話口で聞いていたので、番組に出演してクイズに答えるだけと思っていました。会社の代表になって以来、久方ぶりの面接のため、当日まで、どんなことを話そうか考えていました。面接当日、ディレクターが弊社にいらっしゃって2時間半ほど面接をしました。ディレクターとは同じ歳ということもあり話も弾み、講師のキャリアのことやコンサルタントとしての取り組み、執筆活動などについて、ざっくばらんに質問されました。2週間ぐらいして出演決定の連絡がありましたが、その時には、なぜ選ばれたのか明確な回答はいただけませんでした。

山口:そうこうしている間に、番組の収録が始まり、全4回の番組の司会者として収録していく中で、ディレクターやTV局の方とコミュニケーションの機会が増えてきて、なぜ選ばれたのかがわかってきました。最後の打ち上げの際、出演の判断が「客観性」ということが自分の中で明確になりました。

岩瀬:「客観性」ですか。難しいですね。

山口:今回は、聞くところによると中小企業診断士業界の主要11団体からの選抜のため、選抜された先生方の中には、私よりも良い講師やコンサルタントの方はたくさんいらっしゃったと思います。その中で、司会者として選抜していただいたのですが、私が選ばれたということは、担当者が10名の方に、選ばれなかった旨の連絡をしなければならなかったと思います。もちろん私が選ばれなかったら、何で選ばれなかったのか聞いていたと思うので、他の先生方の中にも納得する理由を求めていた方がいらっしゃったかもしれません。

岩瀬:そうですね私だったら選ばれなかった理由を聞きたいですね。

山口:それは当たり前のことだと思います。その際に、説明されて自分と比較して明確に選ばれる理由があれば納得すると思います。その理由が「客観性」の高い内容ならば、より納得感が得られます。

岩瀬:ここでの「客観性」は具体的にはどのようなことでしょうか。

山口:コミュニケーションの中でわかったことは、まず「講師としてのキャリアと実績」、次に「中小企業診断士以外の方から見てもわかる実績」、最後に「コンサルティング実績」です。

岩瀬:「講師としてのキャリアと実績」における決め手についてお聞かせください。

山口:まず、講師歴ですね。私自身、今44歳ですが合格したのが24歳で、講師としてのキャリアは1、2位を争うほど長い方でした

山口:やはり合格しておしまいだと、合格してすぐに執筆活動をはじめ、定期的かつ継続的に依頼をいただいたのがスキルアップにつながったと思います。また、当時の先輩の講師は、自分の執筆原稿について、受講料を支払って受講していた講座の添削指導のように親身に校正してくれました。このことも自身のスキルアップに大きくつながったともいます。当時は、TBC受験研究会が年会費もとらず。、執筆機会もいただき、校正までしていただき、執筆料までいただいていたため、なんだか申し訳ない気持ちで執筆していたことを覚えています。
先輩方の気持ちを、つないでいこうと現在のTBC受験研究会では、つないでいます。

岩瀬:TV収録では、緊張しませんでしたか?

 

他の受験校の講師からの応援が緊張、TVの空間は独特な空間で、